USB Blasterの自作方法

2008/11/24-

 Altera社のUSB対応ダウンロードケーブル USB Blaster(当社では互換品のTerasicBlasterを販売中)の制御CPLDのソースを独自に公開しているサイト(kawk: USB JTAG adapter)を見つけましたので、早速実験してみました。FTDI社のFT245BとCPLDまたはFPGAがあればどんなどんな構成でもインプリメントできそうです。
当社のUSB-006がちょうどFT245BとCPLD(MAX3128A)を搭載していますので、USB-006を改造してみることにしました。
USB BLASTER 自作例実験風景
 USB-006の26ピンコネクタから適当にJTAG信号を割り付けました。JTAGピンの割付図(pdf)
結果は、下記のようにQuartusIIからUSB Blasterとして認識され、QuartusIIの8.1から追加されたJTAG Chain Debuugerでの動作確認も正常です。
もちろん、実際にFPGAにもコンフィグレーションできました。
(なお、ASモードは確認していません) 2008.11-25 ASモードも確認しましたところ、EPCS16へ正常に書き込みなどが行えました。
 QuartusII上の回路は下図のようになっています。
ここで、jtag_logicは、上記の”kawk: USB JTAG adapter”からダウンロードしたもの(usb_jtag-20080705-1200.zip)を全く修正することなく使っています。
USB BLASTER 自作例
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 ところで、USB-006のはそのままでは、USB Blasterとして認識されませんので、FTDI社のEEPROM書き込みソフトで下図のようにプログラムしてあります。
Altera社のベンダIDをAltera社に許可無く使うことは法的にはともかく、道義的には問題があると考えられます。
個人的な使用は個人で判断すれば良いと考えらます。

 MProgを実行するとき、FTDIのデバイスを用いた機器がPCに接続されていると全てに影響があります。他の機器が使えなくなることがあります。MProgの説明書にそって充分に注意して実行してください。
 ご注意:このページの情報は、すべて無保証です。ご自身の責任において利用してください。
 以上皆様の参考になれば幸いです。
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