Intel社 Cyclone IV E搭載 USB-FPGAボード EDA-301用 FPGAコンフィグレーションツール
BBC[EDA-301]
2012/04/16-
 BBC[EDA-301]は、Intel社 Cyclone IV E搭載 USB-FPGAボード EDA-301用のコンフィギュレーションツールです。BBC[EDA-301]使うと、USBケーブルのみで以下の操作が可能です。
  • FPGAのコンフィギュレーション
  • コンフィギュレーションROMへのアクセス (Write/Read/Erase)
EDA-301による開発にダウンロードケーブルは不要(*)です。

 FPGAのサポートするバイナリコンフィグレーションモードにより、JTAGに比較して高速にコンフィグレーションができます。
BBC[EDA-301]の開発プロジェクトやソースコードは公開されていますので、自由に改造できます。(C++ Builder 11を使用)

下記OSでの動作を確認しています。
  • Windows 11
  • Windows 10
  • Windows 8.1
  • Windows 8
  • Windows 7
(*) Intel社のJTAGを使用したツール(SignalTap IIなど)には、別途ダウンロードケーブルが必要です
◆FPGA Configuration
◆コンフィギュレーションROM アクセス
◆オプション設定
◆中継ファイル
◆コンフィグROMからFPGAをコンフィギュレーションするには
◆RBFファイルを生成するには

◆FPGA Configuration

 FPGAのコンフィギュレーションには、FT2232HのチャンネルBが使用されます。動作原理などについてはBBC (BASIC)のページをご覧ください。


・File
 コンフィギュレーション用のファイル (*.rbf) を開きます。

・Port
 FT2232HのチャンネルAのディスクリプタを指定します。
Optionより変更できます。出荷時設定のままでしたら変更不要です。

・Go
 FPGAをコンフィギュレーションします。

・Reset
 FPGAのnCONFIGピンをトグルし、FPGA内のコンフィギュレーションデータを消去します。

・SW1 setting
 設定スイッチ(SW1)の"1"をONに設定して実行してください。"2"は汎用スイッチなので設定不要です。

  • SW1[1] : ON

◆コンフィギュレーションROM アクセス

 コンフィグROMのアクセスには、FT2232HのチャンネルAを使用します。
チャンネルAとコンフィグROM間の信号経路を確保するため、FPGAは専用rbfファイルでコンフィギュレーションされます。

※充分にテストをした安全性のあるコンフィギュレーションデータを書き込むようにしてください


・File
 コンフィグROM用のデータファイル (*.rbf) を開きます。jicファイルを用意する必要はありません。

・Port
 FT2232HのチャンネルAのディスクリプタを指定します。
Optionより変更できます。出荷時設定のままでしたら変更不要です。

・Go
 "Process flow"設定した内容で、コンフィグROMにアクセスします。

・Process flow
 コンフィグROMアクセスで行う行程を設定できます。

 - FPGA Config
  FT2232HのチャンネルAとコンフィグROMとを接続するため、FPGAを専用ファイル(同梱の"fpga_path_eda301.rbf")でコンフィギュレーションします。
  この行程は省略出来ない設定になっています。

 - Bulk Erase
   コンフィギュレーションROM全体をイレースします。

 - Sector Erase
   コンフィギュレーションROMの書き込みに必要となる最低セクター数を消去します。Bulk Eraseよりも短時間で完了します。

 - Write
  データをコンフィギュレーションROMに書き込みます。

 - Verify
  コンフィギュレーションROMに書き込まれたデータを読み出し、WriteしたデータとSUM値で比較します。
  チェックを外すとスキップできます。

 - FPGA Reset
  FPGAのnCONFIGピンをトグルし、FPGA内のコンフィギュレーションデータを消去します。 

・SW1 setting
  設定スイッチ(SW1)の"1"をONに設定して実行してください。"2"は汎用スイッチなので設定不要です。
  • SW1[1] : ON

◆オプション設定



・ Save Current Setting (ini file)
 アプリケーション終了時に下記項目が自動的に保存され、次回起動時に復帰されます。
 設定を消去するにはチェックを外して終了してください。

  - FPGAコンフィギュレーションファイルへのパス
  - コンフィグROM書き込みファイルへのパス
  - コンフィグROMアクセス ProcessFlowの内容

・ Use default port description
 FT2232Hのディスクリプションを書き換えている場合に使用します。
 出荷時状態のディスクリプション(EDA-301 HuMANDATA)でない設定した場合は、このチェックを外してドロップダウンリストから選択してください。
 FT2232HのEEPROMを使用しない場合(FTDIデフォルトのディスクリプション)を使用する場合も同様にしてください。(注意※

・Show System Message
 動作中のより詳細な情報を表示します。

・Default
 EDX-301の出荷時に設定されているディスクリプタ (EDX-301 HuMANDATA) を設定します。

・Port Detect
 接続されているFTDIデバイスの数をレポートエリアに表示します。(注意※
 "Show System Message"にチェックを入れるとより詳細な情報を確認できます。

 注意※)全く関係のない機器のディスクリプションもリストアップされますのでご注意ください
 FTDIのICを使用した機器であれば認識されます。

◆中継ファイル

 コンフィグROMへのアクセス時、FT2232HのチャンネルAとコンフィグROMをつなげるためFPGAは同梱されている「fpga_path_eda301.rbf」ファイルでコンフィギュレーションされます。
BBCの動作に必要ですので移動/削除しないでください。

 このファイルでは、すべてのユーザI/Oを"ハイインピーダンス"に設定しています。

◆コンフィグROMからFPGAをコンフィギュレーションするには

 設定スイッチ(SW1)の"1"をOFFに設定して実行してください。電源の再投入で自動的にROMからコンフィギュレーションされます。
※充分にテストをした安全性のあるコンフィギュレーションデータを書き込むようにしてください

  • SW1[1] : OFF

 ◆RBFファイルを生成するには

 RBFファイルを作成するには、下記を参考にしてください。

(1) [Assignments] メニューから [Device] をクリックします


(2) [Device and Pin Options]をクリックします

クリックして拡大


(3) [Programming Files] を開き、[Raw Binary File (.rbf)]にチェックを入れます

クリックして拡大

◆更新履歴
・2023/07/20 : Windows 11対応 (Ver.30)
・2015/12/10 : アプリを更新しました(Ver.2)
・2012/05/14 : 中継ファイルについて追記しました
・2012/04/13 : 公開開始

◆ダウンロード

 BBC[EDA-301]のダウンロードはこちらをクリックしてください。(バージョン:Ver.30)
 プロジェクト(ソース)はご希望の方に無償提供いたします。ソースリクエストページからご請求ください。

以前より公開しているBitCfg3もございます。(VC++6.0で開発)
不具合や要望などがございましたら、ぜひご連絡ください。
メールでのご質問はこちらへどうぞ
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